『失われた九州王朝』ゆっくり読書会(第1回~第11回)<実施済>のバックナンバービデオ及びQ&A
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◆第1回読書会内容:『失われた九州王朝』ミネルヴァ書房版 最初~39頁
◇「はじめに」
〇同時代史料から日本の歴史を分析する(方法論の基礎)
〇論理の導くところにおもむくことにより日本古代史へ新しい学問の視点(多元史観)を提起する!
◇「連鎖の論理」から導かれる帰結
〇“一世紀~七世紀の倭国は同一王朝=博多湾岸を基点とする九州王朝 でなければならない”
◇邪馬壹国以前の日本列島の状況
〇志賀島金印の「漢委奴國王」の理解をめぐって
〇「委奴=大和」説、「委奴=伊都」説 は成り立たない!
〇委奴国(倭奴国)➡邪馬壹国 の連続性
◆第2回読書会内容:『失われた九州王朝』ミネルヴァ書房版 39頁~83頁
◇「邪馬壹国」と「邪馬臺国」との関係
○『後漢書』の「邪馬臺」の音は「ヤマダイ(ヤマタイ)」 であり、「ヤマト」とは読めない!
○ 7~8世紀の日本文献にも「臺」に「ト」の音はない!
○ 「伊都イト国」の表記の意味するものは?
◇“三角縁神獣鏡=魏の鏡”説への疑問と批判
○ 三角縁神獣鏡は“卑弥呼へ下賜かしされた鏡”なのか?
○ 「景初三年鏡」「正始元年鏡」への疑問をめぐって
◇二種類の「ト」について
○ “上代特殊仮名遣じょうだいとくしゅかなづかい”論と「臺」
○ 「臺」と「台」とは別字であることの再確認!
◆第3回読書会内容:『失われた九州王朝』ミネルヴァ書房版 85頁~134頁
◇倭の五王とは?
○中国史書にみる「倭の五王」【資料一覧】
○系譜比定の問題点
○人名比定の問題点
○国内史書(古事記・日本書紀)の記事との不整合
◇五王の正体
○記紀の“二倍年暦”
○中国風(一字)名称について
○倭の五王はどこにいたのか?
-壹与、邪馬壹国の名称の理解をめぐって-
◆第4回読書会内容:『失われた九州王朝』ミネルヴァ書房版 134頁~178頁
◇七支刀をめぐって
〇銘文の研究史と解釈の結論
〇献上品か下賜品か
〇「倭王旨シ」とは?
〇古事記の伝承記事(横刀および大鏡)との関係
〇石上神宮が七支刀を現蔵する事実の論理性
◇「分国論」と倭の五王
〇倭王武の上表文の中の「海北」 「毛人」「衆夷」「畿」「臣」
〇金錫亨キムソクヒョン氏の日本列島内「分国」論の批判
〇秦韓と慕韓の(五世紀)実在性について
◆第5回読書会内容:『失われた九州王朝』ミネルヴァ書房版 179頁~227頁
第三章 高句麗王碑と倭国の展開 (前半)
一 碑文改削説の波紋
二 碑文解読と倭の歴史
◇碑文改削説(李進熙リジンヒ説)をめぐって
〇高句麗好太王碑の現状と銘の釈文
〇李進熙リジンヒ氏の好太王碑文の改削説とは?
〇李進熙説への批判
〇酒匂景信さこうかげのぶの筆跡探究および余録
◇「臣民」の論理性
〇「倭以辛卯年来 渡海破百残□□ 新 羅以爲臣民」の解読
①「臣民」論 ②「勲績」論 ③「南面」論
〇碑文の「勲績」の記述方法と文脈の論理
〇「倭寇ワコウ」「倭賊ワゾク」の用語と倭の正体
◆第6回読書会内容:『失われた九州王朝』ミネルヴァ書房版 228頁~275頁
第三章 高句麗王碑と倭国の展開 (後半)
三『日本書紀』の証言
四『隋書ズイショ』俀タイ国伝の示すもの
◇神功紀・応神紀における「貴国」「貴倭女王」とは?
〇神功紀・北野本と熱田本
〇「貴国」「貴倭」の候補地は九州・筑紫
◇隋書の「俀国」(東夷列伝)と「倭国」(煬帝紀)をめぐって
〇隋書の「俀国」は推古天皇の王朝ではない!
〇隋書・俀国伝の記載と推古紀の記載の相違点
〇「俀国」は推古天皇の王朝ではない!(つづき)
〇「倭国」(煬帝紀)は「俀国」ではない!
〇「倭国」とは?:推古紀との関係(古田氏の見解変更箇所)
〇二人の天子と「菩薩天子」問題
◇倭国の全史(漢代~隋代) 【前回からの補足を含む】
◆第7回読書会内容:『失われた九州王朝』ミネルヴァ書房版 277頁~306頁
第四章 隣国史料にみる九州王朝 (1) 一 磐井の「反乱と滅亡」
◇継体天皇紀・二十五年条の解釈をめぐって(1)
〇誰と誰とが死んだのか
〇古田武彦氏の新視点
◇「日本」「天皇」の用語について
◇継体天皇紀・二十五年条の解釈をめぐって(2)
〇いわゆる「磐井の反乱」
〇一王朝の全面的敗北 ―「磐井王朝の滅亡」―
〇「反乱」の大義と占領地分割案の示唆するもの
〇筑後国風土記逸文の磐井の記事 ―「古老傳云」の内実―
◆第8回読書会内容:『失われた九州王朝』ミネルヴァ書房版 306~333頁
~第四章隣国史料にみる九州王朝(2) ~ 二、二つの王朝
◇倭と日本
〇『旧唐書くとうじょ』の倭国と日本国
〇『旧唐書』の倭国伝
〇『旧唐書』の日本国伝
〇『旧唐書』の史料価値
〇倭国と日本国の境界
◇代表王者はいつ交替したか
〇倭➡日本 を中国側から見ると
〇泰山の召集(『册府元亀さっぷげんき』の記事の再考)
〇「伊吉連博徳いきのむらじはかとこ書」の記事について
〇錯綜の痕跡(年代の誤差)
◆第9回読書会内容:『失われた九州王朝』ミネルヴァ書房版 334~361頁
第四章 ~ 隣国史料にみる九州王朝 (3) 三、九州年号の発掘 ~
◇「九州年号」とは何か
〇『海東諸国記』(海東諸国紀)の古代逸年号
〇『麗気記私鈔』 『如是院年代記』 『襲国偽僭考』との比較
〇「九州年号」の研究史
〇「九州年号」の後代造作説への批判
◇「九州年号」にみる公権力別在の証明
〇「僧聴」という年号
〇「発倒ハットウ」とは?
〇「兄弟」と「煩転ハンテン」
〇「九州年号」の最終証明
〇「九州年号」研究史の問題性
◇後年の補記 ―『二中歴』および 「九州年号」と「磐井の乱」 ―
■第10回読書会内容:『失われた九州王朝』ミネルヴァ書房版 362~394頁
第四章 隣国史料にみる九州王朝 (4) ~四、 仏教伝来と任那日本府
【第10回 AGENDA】
◇日本列島への「仏教伝来」時期
〇戊午年と壬申年 ― 『日本書紀』と他の国内伝承
〇『日本書紀』編纂者の選択
〇東夷諸国における仏教公伝
◇「任那みまな日本府」とは
〇『日本書紀』に引用された百済系三書
〇「任那日本府」の「日本」とは?
〇「日本府」架空説
〇『三国史記』の“史料の欠落”問題
◇ 『三国史記』 『三国遺事』の対倭国記事
〇融天師彗星歌 〇「堤上」説話
■第11回読書会内容:『失われた九州王朝』ミネルヴァ書房版 424~465頁
第五章 九州王朝の領域と消滅 (1) ※第11回は本の頁順とあえて変えています。
二、 二つの金石文 ―人物画像鏡と船山古墳太刀
【第11回 AGENDA】
◇隅田すだ八幡神社所蔵人物画像鏡 [和歌山県]
〇人物画像鏡の現存状況
〇銘文の判読と解釈 ―従来説の理解とそれらへの批判
〇「斯麻」と「大王」と「男弟王」の関係について
〇使者の「開中費直」「穢人今州利」をめぐって
〇大王と男弟王の「兄弟」王朝/「日十大王年」の解釈
〇「意柴沙加宮」はオシサカかイシサカか?
〇「斯麻」の無称号問題 〇人物画像鏡の伝来伝承
〇銘文判読の現状
◇江田船山古墳出土銀象嵌ぞうがん銘太刀たち [熊本県]
〇欠損部や不明文字が多い 〇従来説批判と試論の提示
〇後日談
■第12回読書会内容:『失われた九州王朝』ミネルヴァ書房版 395頁~424頁 /465頁~484頁
第五章 九州王朝の領域と消滅 (2)
一 九州王朝の黄昏
三 九州王朝の領域
四 結び ―三つの真実
【第12回 AGENDA】
◇九州王朝の黄昏たそがれ
〇『三国史記』新羅本紀における倭国から日本国への画期(670年)
〇筑紫君 薩野馬(薩夜麻)さちやま と 大伴部 博麻はかま
〇葛城襲津彦かつらぎのそつひこ と 沙至比跪サシヒキ?
〇「白雉」年号と「朱鳥」年号の不審点
〇「蝦夷国」問題と「会丞えじょう/カイジョウ?」のエピソード
〇「倭国」の残映
◇九州王朝の領域
〇九州王朝の歴史の概略とその領域
〇狗奴国の領域と邪馬壹国の領域をめぐって
〇九州王朝の都の歴史的変遷 (遷都論)
◇三つの真実
①「仮説」について ②「豪族」について ③九州王朝滅亡の原因
◇会員登録: 会員未登録の方は右記リンクより会員申請をお願いします。 会員登録 - 古田武彦古代史研究会 (furuta-takehiko-sg.jp)
(会費及び参加費用無料。入退会は随時可能です。)
◇今後の日程: 【ゆっくり読書会】今後の日程: 2024年4月~2025年4月までの第1日曜日(計13回を予定)13時~15時(15時~15時半は雑談〈フリートーク〉タイム )
※開催日は、2024年4月7日(日)※実施済、5月5日(日)※実施済、6月2日(日)※実施済、7月7日(日)※実施済、
8月4日(日)※実施済、9月1日(日)※実施済、10月6日(日)※実施済、11月3日(日)※実施済、12月1日(日)※実施済、
2025年1月5日(日)※実施済、2月2日(日)※実施済、3月2日(日)※実施済、4月6日(日) の計13回。
以上