古田武彦の主張と論拠

古田武彦の主張(初期三部作)

古田武彦は、その方法論により多くの研究を行い、多くの新たな主張(新歴史観)を提示しました。とりわけ初期三部作においては、古田武彦の骨子となる主に8世紀初頭までの主要歴史観が提示される事になります。しかしその歴史観は、第1書の結論(歴史観)に始まり、その結論を前提に第2書においてまた新たな結論(歴史観)を提示し、そしてまたその第1書、第2書の結論を前提に第3書においてまた新たな結論(歴史観)を提示する、という階層的構造を成しています。ですので、その3書の結論(歴史観)の順を追った理解は、古田武彦の主張及び歴史観を理解する上で不可欠・不可避なのです。

これら新歴史観を裏付ける個々の具体的な主張と論証は、各著書において記載されているのですが、本ホームページにおいてはそれら個々の主張から主な記載個所を逆引きできるようにしたいと思います。

古田武彦の考古学的考察

古田武彦は、初期三部作で文献学に基づいた自身の歴史観を提示しました。加えて1979年『ここに古代王朝ありき』では、それらの主張と考古学物証との整合性を提示するとともに、考古学の基礎となる従来の編年をはじめとする“常識“に対し再考の必要性を説いたのでした。本会では初期三部作に加え、『ここに古代王朝ありき』も重点的に取り扱いたいと考えています。

著書別古田武彦の主張と論拠

※下記主張と論拠に記載のページは、各書ともにミネルヴァ書房版のページになります。

※個人名は各書の記載方針に即し敬称略とさせていただきました。

主張と論拠について(お願い)

本ホームページでは古田武彦の主張と論拠に関し、著書発表年を追って掲載の予定です。ただ古田武彦自身、経年の研究の中で自説論拠の追加・修正や自説訂正を行っているものも多く存在します。それらに関し、皆様のお力をお借りしながら本ホームページにて変遷の履歴として追記していきたいと思います。皆様お気づきの箇所、ご存じの箇所がございましたら、是非ご一報いただきますようお願い申し上げます。