★バックナンバー公開★第4回『失われた九州王朝』とことん”読書会のテキスト、ビデオ及びQ&A公開

第1回~第4回『失われた九州王朝』とことん”読書会のテキスト、ビデオ及びQ&A公開!

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◇とことん読書会実施概要:

      『失われた九州王朝』 の主張の中のテーマを毎回一つに絞り、 反対論文を含めその主張及び論点を下記の要領で明確化。

       とことん深堀りする事で、古田武彦の主張を再評価します。

       (1)古田武彦の説/主張、における論点と論証の再確認

       (2)主要他論文(賛否説)の主張と論点・論証内容の整理

       (3)質問、及び古田武彦の主張・ 論証において確実と思われるもの、今後に課題を残すもの( 意見交換)

           ※『失われた九州王朝』とは→ 失われた九州王朝 - ミネルヴァ書房 ―人文・法経・教育・心理・福祉などを刊行する出版社 (minervashobo.co.jp) 


◇第1回内容: 「『「漢委奴國王』金印の偽造説について」  

        ~今回は、最近再燃している「漢委奴國王」金印の偽造説ついて諸説の論点を深掘りします~ 


         【AGENDA】

        はじめに 金印偽造説の近年の動向

          (1) 「金印発見」とその後の分析の経緯および問題点

          ・天明四年[1784年]の「発見」にまつわる諸疑問。

          (2) 古田武彦氏の「漢委奴國王」金印への基本的な理解

          ・金印は真物と考えるが、発見経緯は不審点が多い

          (3) 「九州北部の神社で保管されていた金印が博多市中 へ流出した」という「伝承」について

          (3-1) 『長崎名勝図絵』神崎社(かうざきしゃ) の条

          (3-2) 八雲やくも 神社の宝物だったという口碑伝承

          (3-3) 細石さざれいし 神社の宝物だったという口碑伝承

          (3-4) 神社の宝物が流出したとする「伝承」の真偽

          (4) 近年の金印偽造説をめぐって

          ・三浦佑之すけゆき氏の説 ・鈴木勉氏の説 

            おわりに 「倭奴國」と「委奴國」の表記の関係について


◇第2回内容: 「倭の五王」の探究

       〈付論1〉「二倍年暦」問題

       〈付論2〉古事記の天皇没年注記

         【AGENDA】       

         (1)「倭の五王」関連史料の整理

         (2){「倭の五王」=近畿大和の天皇群}説は成り立たない!   

           (2-0)中国と日本の史書の記述の乖離 

           (2-1)「人名比定」の恣意性

           (2-2)系譜比較の可能性は1つに限られる

           (2-3)「履中天皇~雄略天皇」説の矛盾

           (2-4)「倭の五王」は どこを統治していた王者なのか?

         (3)記紀における「二倍年暦」問題

           (3-1)『日本書紀』の天皇治世の紀年

           (余談)中国史書および朝鮮史書における「二倍年暦」について 

         (4)『古事記』細注の天皇没年記載について

           (4-1)記紀の天皇崩年干支および御年(寿命)の比較

           (4-2)『古事記』細注の崩年干支の実年代の推定


◇第3回内容:{推古朝の遣隋使} 説をめぐって

       【AGENDA】       

        (1)「推古朝の遣隋使」と関連する最近の論調

        (2){開皇二十年の俀国遣使は推古朝から派遣されたもの}とする説の矛盾   

        (3)隋書の記事と日本書紀との対応関係 (全般) 

        (4)大業三年・大業四年の遣使記事の対応関係

        (5)遣使・裴世清の官職をめぐって

        (6)推古紀の記載自体の内部矛盾

        (7)「丈六光銘」の「大隨国」と「尚書祠部」の史料批判

           (7-1)『元興寺伽藍縁起并流記資材帳』の史料性格について

           (7-2) 「大隨国」「鴻艫寺掌客」「使副 尚書祠部主事 遍光高」について

           (7-3) 「丈六光銘」から分かること

        (8){推古紀における紀年のずれ}が日本書紀の紀年論に及ぼす影響


◇第4回内容:『九州年号』について

       【AGENDA】   

         はじめに 用語と文献の紹介

        (1)古代年号の史料事実 二中歴とその他の関連史料  

        (2){白鳳=白雉、朱雀=朱鳥}説は成り立たない 

        (3)古代(逸)年号は鎌倉時代に偽作されたものか?

        (4)「白鳳」年号の多様性について 藤氏家傳と扶桑略記

        (5)最後の「九州年号」は「大化」か「大長」か?

        (6)二中歴の注記について

          (A)二中歴の前書き部分の解釈

          (B)「継躰(継体)」年号は存在したのか?

          (C)「聖徳」年号の有無について

          (D)二中歴の後書き部分の不明文字の解釈

          (E)個々の年号の条の注記について

         おわりに 更なる古代(逸)年号の研究の進展を


◇講師: 谷本茂 講師

◇テキスト:  ・『失われた九州王朝』
         (説明時、質問時での記載頁を同じくしたいので、極力ミネルヴァ書房版をお手元にご参加下さい。)

          ※尚、本書全体の正誤表はホームページ<お知らせ>欄にアップしていますのでご参照ください。

        ・講師説明スライド

         →会員頁に公開済

        ・講師レジュメ資料

         → 会員頁に公開済

        ・参考資料

         →会員頁に公開済


◇実施済み読書会バックナンバー(ビデオ/資料)

        ・読書会をビデオ録画し公開しますので後日閲覧できます。※ビデオは講師説明箇所のみを公開

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◇実施済み読書会へのQ&A 

        ・アンケートでのご質問や、読書会内でのご質問へのご回答をQ&Aの形式で取りまとめています。

         後日アップしていますのでご参照ください。

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◇とことん読書会実施済日程:

   第1回  5月19日(日) 13時~16時 (16時~16時半は雑談フリートークタイム)※実施済

   (テーマ:「『「漢委奴國王』金印の偽造説について」  )


   第2回  8月18日(日)13時~16時 (16時~16時半は雑談フリートークタイム)※実施済

   (テーマ:「倭の五王」について ※二倍年暦含む )


   第3回  11月17日(日)13時~16時 (16時~16時半は雑談フリートークタイム)

   (テーマ: 「 “推古朝の遣隋使” はなかった!」{俀国≠ 推古朝}説の解説と議論)  ★テーマが変更になりました★

    ※当初のテーマ(「高句麗好太王碑」について)から変更になりました。 


   第4回 2025年 2月16日(日)13時~16時 (16時~16時半は雑談フリートークタイム)

   (テーマ:「『九州年号』について」)


以上