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■<6月1日>『盗まれた神話』ゆっくり読書会(第1回)
●第1回読書会内容:『盗まれた神話』ミネルヴァ書房版 最初~54頁
◇内容:はじめに
第一章 謎にみちた二書
第二章 いわゆる戦後史学への批判
第三章 『記・紀』にみる九州王朝
【第1回 AGENDA】
◇古事記・日本書紀の史料批判の基礎について
〇先入見無しに/通説・定説に依拠せずに読む
〇無邪気で率直な四つの疑問 ―出発点として
◇いわゆる戦後史学への批判
〇戦後史学にとっての新しい課題 ―何を基準として『記・紀』
の記事を史実か否か判断したらいいのか?
〇説話と史実との関係、権力と神話・説話との関係
◇古事記・日本書紀の説話中の“九州”に注目する
〇「熊襲くまそ」説話の検証
①仲哀天皇・神功皇后の時期の熊襲遠征説話
②倭建命(日本武尊)やまとたけるのみことの熊襲暗殺説話
③景行天皇の熊襲大遠征記事➡第四章(次回)
■<7月6日>『盗まれた神話』ゆっくり読書会(第2回)
●第2回読書会内容:『盗まれた神話』ミネルヴァ書房版 55頁~100頁
◇内容:第四章 蔽われた王朝発展史
【第2回 AGENDA】
[前回]☞記・紀の“九州”に注目!〇「熊襲くまそ」説話の検証
③仲哀天皇・神功皇后の時期の熊襲遠征説話
②倭建命(日本武尊)やまとたけるのみことの熊襲暗殺説話
[今回]①景行天皇の熊襲大遠征記事➡第四章
◇日本書紀(景行紀)の熊襲遠征説話:五つの謎
(0)古事記にはなく、景行紀にだけ存在する・・
(1)「筑紫の空白」問題
(2)「浮羽~日向」間の大飛躍問題
(3)「討伐と巡行」問題
(4)地名の詳述の不自然さ
(5)「日向≠聖地」問題
◇日本書紀(神功紀)の筑後平定説話の謎
◎日本書紀にだけあって古事記にない説話への“重大な疑い”
〇「筑後平定説話」の正体:失敗譚➡成功譚への改変
◇『日本旧記』からの“移植”をめぐって
〇九州平定の王者=「橿原宮の女王」=「マヘツキミ(前つ君)」説
〇「一大率」の秘密
〇景行紀の日本武尊の熊襲説話について
◇九州の政治地図と“九州王朝”の九州内進展史の経過
〇九州島の政治地図:3面➡4面➡5面
■<8月3日>『盗まれた神話』ゆっくり読書会(第3回)
●第3回読書会内容:『盗まれた神話』ミネルヴァ書房版 101頁~150頁
◇内容: 第五章 「盗作」の史書
第六章 蜻蛉あきつ島とは どこか
【第3回 AGENDA】
◇日本書紀・神代紀の「一書」をめぐって
〇古事記に無い説話群の源泉 〇日本書紀と「日本旧記」
〇日本書紀と「帝王本紀」と古事記 〇その他の源泉資料
〇注記の仕方と形式 〇「新羅」の論証
◇日本書紀と古事記の「国生み神話」の分析
〇「洲国」と「島」の区別:「シマ」➡「クニ」への読法の転換
〇地名解読のルール
①「大洲」とは? ②「筑紫洲」とは? ③「豊秋津洲」とは?
〇「大八洲」の中心はどこか?
◇二種類の「アキツシマ」命名説話について
〇枕詞「内木綿うちゆふ」と由布院ゆふいん盆地および奈良なら盆地
〇神武天皇命名説話(古事記に無い)と雄略天皇命名説話(記・紀ともに有る)との関係
■<9月7日>『盗まれた神話』ゆっくり読書会(第4回)
●第4回読書会内容:『盗まれた神話』ミネルヴァ書房版 151頁~186頁
◇内容: 第七章「天孫降臨地の解明」
【第4回 AGENDA】
◇古事記の天孫降臨説話概略 [補足]
〇天孫降臨までの経緯と降臨時の状況
〇神話全体における天孫降臨説話の意義
◇天孫降臨地の分析に関する新しい視点
◎天孫降臨説話の「(筑紫の)日向」は(宮崎県の)日向ひゅうが国では
なく、九州北部(筑紫)である!
◎天孫降臨地は九州北部の日向地域の「クシフルダケ」である!
◇{天孫降臨地=九州北部(筑紫の日向)}説の考古学的検証
〇「天孫降臨の領域」はどこであったか
〇「天孫降臨」の時期について
■<10月5日>『盗まれた神話』ゆっくり読書会(第5回)
●第5回読書会内容:『盗まれた神話』ミネルヴァ書房版 187頁~213頁
◇内容: 第八章「傍流が本流を制した」
【第5回 AGENDA】
◇天孫降臨神話における本流と分流
〇系譜上の本流と分流の区別の論証
〇“本流の削除”問題と「末子相続」論について
◇記・紀における“海幸うみさち・山幸やまさち説話”の役割
〇海幸・山幸説話とは
〇神武たちの本拠地(神武と日向の関係)
〇「神武東征」の発進地は「日向ひゅうが国(宮崎県)」※
◇「高千穂宮の合議」をめぐって
〇「高千穂の宮」はどこにあったか
〇記・紀の神代巻は、八世紀官僚の「造作」ではない!
■<11月2日>『盗まれた神話』ゆっくり読書会(第6回)
●第6回読書会内容:『盗まれた神話』ミネルヴァ書房版 215頁~252頁
◇内容: 第九章 「皇系造作説」への疑い
【第6回 AGENDA】
◇神武虚構説の論証点とそれらへの反証
①{日向ひゅうが(宮崎県)=神武系統(皇室)の発祥地}という理解をめぐって
②「神武東征」において淡路島以西の戦闘が存在しない理由
③ 「神武東征」を単なる「遷都」と考える見解 について
④{具体的な大和転戦記事は在地説話の寄せ集め}という見解 について
⑤“「神武東征」説話の造作の動機”をめぐって
◇説話と「二大青銅器圏」との関係 (上記②の論点に関連して)
〇「二大青銅器圏」の概略
〇青銅器の分布圏と説話・文献の示す日本列島の統治状況との比較
◇「二人の ハツクニシラス スメラミコト」論への疑い
〇「初代の統治者」は、神武じんむか?崇神すじんか?
〇「初国はつくに」と「本国もとくに」の概念は異なる
〇神武紀の「初馭天下之天皇」の「誤読」について
◇「和風諡号しごう」論をめぐって
〇「現代風の古代王名」という理解か/「尚古主義」による理解か
〇「素朴名称と修辞名称の比較論」をめぐって
~~~『盗まれた神話』ゆっくり読書会 今後の予定~~~
[実施概要]:『盗まれた神話』を初めて読まれる方、
事前設定の対象頁をテキストと共に講師が解説、
※ 毎回指定の40頁ほどを講師が解説
※『盗まれた神話』とは→ 盗まれた神話 - ミネルヴァ書房 ―人文・法経・教育・心理・福祉などを刊行する出版社
[開催場所]: Zoom リモート開催 ※開催日の前日に、会員ページにて Zoom参加申請のURLをご連絡させていただきます。
[講師]: 谷本茂 講師 ( 講師紹介:1953年 広島市尾道市(瀬戸田町)生まれ、1976年 京都大学工学部電気工学科卒、
元 エレガントライフ(株)代表取締役、日本科学史学会、
[参加対象]: 会員登録をいただいた方(会費及び参加費用無料。
→会員未登録の方は右記リンクより会員申請をお願いします。 会
[実施時期]: 2025年6月~2026年3月までの第1日曜日:
※開催日は、2025年6月1日(日)、7月6日(日)、8月3日(日)、9月7日(日)、10月5日(日)、
11月2日(日)、12月7日(日)、2026年1月4日(日)、2月1日(日)、3月1日(日)の計10回。
[時間]: 13時~15時 ※15時~15時半は雑談フリートークタイム
[テキスト]: ・『盗まれた神話』
(説明時、質問時での記載頁を同じくしたいので、極力ミネルヴァ書房版をお手元にご参加下さい。)
・講師テキスト(本ホームページ会員頁に事前に掲載します)
以上